COLUMN車のトラブル解決コラム
Eケージランプが付いてから実際どのくらい走行出来るのか?
- 2016.06.05
- よくあるトラブル集
燃料タンク内には、フロートと呼ばれる燃料の残量を計測する物が設置されていて、インパネにある燃料計で燃料の量が把握できる仕組みになっています。
燃料計にあるFはFullの略で満タンを意味し、EはEmptyの略で空という意味があり、燃料計の針がEに近づくとeゲージランプが点灯して給油時期を知らせてくれます。
ランプが点灯したら残り10リットル
このeゲージランプが点灯した時点で残りの燃料は10L前後となり、最低でも80km程度は走れるように設計されていて、この距離は高速道路のSAやPAに併設されているガソリンスタンドの最も離れた区間の距離に基づいていますが、エアコンの使用や天候状態、道路状況などによって80kmも走らない場合があるので、必ず補償される距離ではなく目安と考えます。
また、最近の一部の車種ではマルチインフォメーションディスプレイ等で航続可能距離が表示されますが、平均燃費から割り出されている距離なので誤差が生じる可能性があり、車の実燃費をある程度把握しておく必要があります。
燃費の算出
実燃費の算出方法は満タン法で行い、燃料を満タンに給油してトリップメーターをリセットし、燃料が極力減るまで走行し、再び燃料を満タンに給油し、給油量と走行距離を把握しておき、走行距離を給油量で割ると実燃費が算出されます。
燃料計のeゲージランプが点灯した際、実燃費がある程度分かると、残りの走行距離が把握できますが、発進や停止を繰り返す一般道と、一定速度で走り続ける高速道路とでは、実燃費が異なりますので注意し、燃料ポンプは最後の一滴まで吸引する能力は無いので、シビアに計算するとガス欠を起こす可能性があります。
ガス欠になると
高速道路でガス欠になると、高速自動車国道等運転者遵守事項違反となり、普通車の場合は2点減点の9000円の罰金となりますので、eゲージランプが点灯したら早めの給油を行うようにします。
また、ガソリン車の場合のガス欠は、ガソリンを給油すれば再び走行できますが、ディーゼル車の場合はパイプラインに空気を吸い込んでしまい、軽油を吸い込まなくなってしまうので空気抜き作業が必要になり、この作業を怠るとインジェクションなどに悪影響を及ぼす可能性があるので、専門知識のあるロードサービスなどに依頼します。
近年、排出ガス規制の基準に適応したクリーンディーゼル車は、空気抜き作業は必要なくなりましたが、長時間スターターを回すとポンプに悪影響を与えてしまうので注意します。
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