COLUMN車のトラブル解決コラム
車の下からオイル漏れ!慌てずに確認したいチェックポイント
- 2016.05.19
- よくあるトラブル集
車の下からオイル漏れを発見した場合は、どの位置から漏れているのか確認する事で、故障箇所をある程度判断する事ができます。
オイル漏れの原因を突き止める
エンジンルームの下からオイル漏れが見つかった場合は、エンジンオイルが疑わしいと考えられますが、ブレーキフルード、クーラント、パワーステアリング車の場合はパワーステアリングフルードなどの可能性もありますので、オイルゲージやリザーブタンクなどでオイル残量をチェックし、分からない場合は取扱説明書に記載されていますので調べながら確認するようにします。
原因を特定したら適切な処置を
ブレーキフルードの場合はブレーキが効きが悪くなる可能性があるので、走行中の場合は特に注意が必要で、クーラントの場合はオーバーヒートの可能性があるので、インパネにある水温計をチェックし、適切な処置を行います。
その他のオイル漏れは、トランスミッションやデファレンシャルギアがあり、駆動方式によってはデファレンシャルギアが無い場合や、車種によってはトランスミッションがディファレンシャルと一体化したトランスアクスルがるので、事前に確認しておく必要があります。
また、ある程度の知識を持っている人は、オイル漏れした箇所に黒っぽいシミができ、色や匂い粘度などでどの部位のオイルが漏れているのか判別でき、走行中の場合はオイルの焼けた匂いや焦げた匂いなどが室内に入ってくるので、異常事態に気付く事ができます。
これらのオイル漏れが見つかった場合は、ドレンボルトの緩みや何らかのトラブルが発生して漏れている可能性が高いので、走行は控えてディーラーや整備工場などで早急に点検を実施します。
その他に気をつけること
車の下からオイル漏れが発生したと勘違いしやすいのが、夏場に使用するエアコンで、室内を除湿した水分を排水しているのですが、成分は水なので問題ないです。
また、燃料系のホースは樹脂やゴム製の物が多く、経年劣化などによって亀裂や破損する場合があり、燃料や臭気が漏れる場合があり、ガソリンの場合は発火点が低く、非常に燃えやすく危険を伴いますので、臭気がしたらエンジンの始動は避け、ディーラーや整備工場に連絡します。
電気自動車やプラグインハイブリッド車などは、衝突事故を起こした場合、バッテリー内にある電解液が漏れないように設計されていますが、万が一漏れた場合は引火性が強く、劇薬に指定されているので、火を近づけたり素手で触ったりしないように注意し、車両は電気を帯びているので近づかないように注意します。
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