COLUMN車のトラブル解決コラム
パンクに気づかないまま運転するとどうなる?いざという時の対処方法
- 2016.10.30
- よくあるトラブル集
車のタイヤがパンクした時にはすぐにわかるものと思われることも多いのですが、実際には気づかないケースもかなりあります。
どちらかというとパンクしたことにすぐに気付けたというケースはあまり多くなく、ふと車から降りてタイヤを見ると空気が抜けていて異常だと感じたり、パンクがさらに悪化して振動がダイレクトに伝わるようになってようやく気付いたというケースもかなり多くあります。
しかし当然ながらそうした状態で走行しても車に良いことは一つもありません
ではパンクに気づかないまま運転するとどうなるのでしょうか、そして対処方法としてはどういったことがあるのでしょうか。
基本的にパンクしてもしばらくは走ることができる
まず基本ですが、映画などでよく見られる「タイヤがパンクして車が一気にスリップして転倒する」といったシーンは現実ではほとんどありません。
もちろん走行中に銃で思い切りタイヤに穴を開けられれば別でしょうが、少なくとも一般的な状態であればいきなりコントロールを失うことはほとんどありません。
何キロくらい走れるのかということについては路面状況や車の装備、ドライバーのテクニックによっても変わってくるので何とも言えませんが、走ろうと思えば10キロ以上走れることもあるでしょう。
ただし先にも述べたように良いことはありませんし、その状態で走り続けるとさらに悪化することがあり得ます。
悪化するとどうなるの?
では気づかないまま走行を続けて悪化した場合にはどうなるのかですが、まず考えられるのはタイヤ自体が駄目になることです。
実は少しタイヤに穴があいたり亀裂が走っている程度のことであれば修理が出来るため、買い替えよりも遥かに安い価格で元に戻すことができます。
しかし空気が抜けた状態で走ればタイヤが駄目になってしまって買い替え以外の選択肢が無くなります。
またそれでも走り続けたということになると、車には本来よりも強い衝撃が加わりますからサスペンションなどの破損に繋がるリスクも出てきます。
サスペンション修理となると2~4万円ほどの作業料に加えてサスペンション本体の購入も必須になりますから、かなりお金をかけて修理する羽目になるとして覚えておきましょう。
パンクに気付いた時はどう対処すれば良い?
それでは、パンクに気付いた時にはどう対処すれば良いのかというと、これは気付いた時にスペアタイヤに交換するか応急修理をするかです。
スペアタイヤが搭載されているのであれば路肩や駐車場に止めてスペアタイヤを取り付けて急場をしのぎ、なるべく早く買い替えや修理で本来のタイヤに戻してください。
スペアタイヤが付いていない車の場合は、代わりに付いている応急修理キットで対応することが必要です。
もしどちらも難しいようであれば、あまりおすすめできませんが最寄りの修理工場やカーパーツショップに持ち込むかロードサービスを呼んで対応してもらってください。
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