COLUMN車のトラブル解決コラム
タイヤの修理で必要な修理材と工具【万が一に備えておきましょう】
- 2016.06.19
- よくあるトラブル集
タイヤがパンクした状態で走行を続けると、徐々に空気が抜けてグリップ力の低下や、ハンドルが取られてしまうので危険を伴い、タイヤの変形によって内部で異常発熱が起こり、ゴムを傷めてしまったりバーストなどの原因となります。
応急用タイヤに交換
このような事態を避けるために、早急に対処する必要があり、通常はディーラーや整備工場、ガソリンスタンド、カーショップなどで修理を行うのですが、近くに修理できる場所が無い場合は、応急処置としてパンクしたタイヤをスペアタイヤや応急用タイヤに交換して走行できる状態にします。
しかし、この方法ではジャッキアップが必要になり、駆動方式によっては前後のタイヤを入れ替えなければならず、かなりの労力だったり専門の知識などが必要になります。
近年は、軽量化とスペース確保などの目的で応急用タイヤを廃止し、タイヤ修理材を積んでいるメーカーが増え、パンクした時の応急処置が楽になっています。
タイヤ修理材
タイヤ修理材は、ムース状やゼリー状、液体状など多くの種類があり使用方法も様々ですが、一般的にはエアーバルブからタイヤ修理材を注入し、タイヤをゆっくりと数回転させてタイヤ修理材を馴染ませた後、パンクの原因となる釘などを抜き、コンプレッサーを使って空気を充填すればパンクしたタイヤの応急処置は終了となります。
また、タイヤ側面のパンクや切り傷、バースト、リムとタイヤが外れている状態、比較的大きな穴の場合などではタイヤ修理材での応急処置は不可能で、タイヤ修理材はパンクしたタイヤを完全に修復するものではないので、作業終了後は安全を確保するためになるべく低速で走行し、ディーラーや整備工場、ガソリンスタンド、カーショップなどで本修理を行う必要があります。
タイヤ修理材を使用する際の注意
タイヤ修理材によっては、タイヤ内部のゴムを少し溶解させて、空気が抜けている部分からゴム成分を目詰まりさせて穴を塞いでいる物もあり、内部に付着したゴム状の溶剤を落とす事ができず、タイヤの再利用が不可能になる場合がありますので注意し、空気を入れるために使うコンプレッサーが付属していない場合は、別途準備する必要があります。
コンプレッサーはシガーライターから電源が供給できるので、使う時はバッテリー上がり防止のためにエンジンを始動してから使うようにします。
タイヤ修理材を使った応急処置に必要な工具は、釘を抜くために使うペンチやドライバー程度で、これらの工具は車載工具に入っていますので、特に準備する必要はないです。
交通事故で困った時は
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